2017年8月11日 (金)

有頂天に舞い

それにしてもトオルのヤツ・・・、あれでちょっと霊気なんて胡散臭いものに詳しくなったもんだから流行のスピメンにでもなったつもりか?
さっきからずっとお姉さま(おばさま)方に囲まれ楽しげに、そこそこまんざらでもないご様子。
あれで意外と最近は年上狙いだったりして?
なんてどうでもいいことを考えていたその瞬間だった、いきなりリビングの扉が開き、その中の連中の視線を一点に集めるようにして登場した一組の美男美女カップル?と思いきや。

って、はあ?あ・・・、ああ?

な、なんで?
なんでまたテルヤマとみ、み、み、ミユキが一緒に登場なの!?
う、嘘でしょ?
み、ミユキのヤツ、こ、こ、こ、こともあろうにテルヤマの腕に彼女の両腕をしっかり絡めてるときた。
あ、あああ、悪夢がまたあああ・・・、と顔面が蒼白になるわたしであった。
「ああ、あの、実はその日わたしの住んでるシェアハウスのリビングで、今度オープンするバーのオープニングパーティーがあるんで、よかったらいらっしゃれないかあと思って。
あっ、ああ、なんか家をね、不定期のバーにしようなんてルームメイトと盛り上がっちゃって。
ああ、も、もちろんそこでの会費は全部わたし持ちで!」
へえ、ホームバーですか?
なんか楽しそうですね?
多分空いてると思うんで・・・、じゃあ、喜んでお伺いいたします」
ぜ、是非」
といきなりの急展開にわたしはもうどう対応していいのやら、地に足がついていない感じで。
と言うか、以前よりジャニオタのアラフォー女子たちとはちょっと距離を置いていたわたしだったが、今はその心境が痛いほどわかる?って言うか”年下のイケメン”などと言う領域についにこのわたしも踏み込んだってこと?
う〜ん、でもそ、それにしてもちょっと・・・、これはかなりマジっぽいかもなあ。
なんてなんとか冷静に自己分析出来る状況にまでは回復している模様。
それからテルヤマは何かの用事があるとかで

ちょっと今、急いでまして」

なんてわたしの前から

じゃあ」

とすぐに姿を消してしまったのだが、わたしは彼が去った後もしばらくそこで口を空いたまま何も考えられずただボーッとパソコンの前に座っていた。
例によってここに来てから小説の方はほんの数行も進んでいない。

これ、こ、恋ってヤツだよね・・・、間違いなく。

なんてわたしはその日理由もなくついニヤニヤしている自分に気づき、何度も挙動不審者のようにキョロキョロとまわりを見渡す羽目となる。
シェアハウスのリビングでもナカバヤシさんに、
オマエ、今日なんか変だぞ?」
といきなり指摘され、焦って我に帰ったりもしていた。
その日のテルヤマとの予想外の急接近に、いずれにせよなんらかの形で自分からアプローチしようとは思っていたわたしとしても、まさかいきなり彼の方から手作りのプレゼントをもらい受ける展開になるとは夢にも思っておらず・・・。
って、やっぱ神様って本当にいるんだよなあ。

なんてわたしはそもそも当初予定していた「ヒカルさん探し」などと言う彼へのアプローチの目的は、その時点でほぼ完全に忘れかけていた。

そしてその日の夕方だった・・・、そんな有頂天に舞い上がっていたわたし宛にホンジョウさんがいきなり電話をかけて来るなり、
マキ?

2017年8月 2日 (水)

同士でまったり

と、そんなこんなで今回のチハルはどうやらわたしのキューピット役として登場したのではないらしく、めずらしくちょっと弱気で???、ってつまり今回は今度一緒にしっぽりとオンナ同士でゆっくり飲もうなんていう、まあいわゆるよくある女子会へのお誘いの電話だった樓宇二按。 そしてそのままなんとなく、じゃあいつどこに行こうか?なんてお互いに最近よく行く店なんかの話で盛り上がっていたところ、 そうだ、この際だからさあ? うちの軽井沢の別荘に来ない? ちょっとまだ寒いけど???、2泊ぐらいしてさあ? オンナ同士でまったり、帰りの時間なんかも気にせずに飲めるじゃない心跳錶?」 なんていきなりチハルが言い出し、わたしもただなんとなくそれもまあ、気晴らしにいいかも?なんてその場の直感で思い、 ああ、それ、賛成。 いいかも!」 てな具合で、このトウキョウがちょうど満開になりそうな花見の季節に何故か季節外れの軽井沢なんぞに行こう、なんて企画がいきなりその電話でまとまってしまったのであった。 これもまあ、ひとつのブルームーンシンドローム(なんじゃそれ?)ってことで。 そしてわたしはその時、この企画にはきっとヒカルさんも参加することになるにちがいない???、なんて、そう何故か漠然と思っていたのだった。 人見知りしないチハルのことだ、わたしがそのことを提案すればまちがいなく 是非連れておいでよ!」なんて言って賛成してくれるにちがいない。 そして、それは事実そうなった。 4月5日(月)???、わたしとヒカルさんとチハルの3人はチハルの提案により午前10時、JR赤羽駅前にて待ち合わせることとなった。 関越に入るのにここが一番都合がいいとかで、わざわざ車を出してくれると言うチハルの一言にわたしはひとつ返事で承諾し、その旨をヒカルさんにもメールで伝えた。 そしてその当日、わたしとヒカルさんは事前に渋谷で待ち合わせ、埼京線に乗って赤羽へと向かった。 それにしてもわたしたち???、いい加減いい年こいて自由な身分って言うか? って言うか、それにしてもヒカルさんもよくこのタイミングでスケジュール空いてたよね?」 そりゃあほら、マキさんの誘いですから側睡枕頭。 最優先に決まってるでしょう?」 またまた~」 いやあ、まあそれは冗談としてね、本当に偶然、このまる3日は全くの予定なしだったんですよ。 まあ、でもそれもきっとそういうこと???、だったんでしょうね?」 って、なんだ最優先は冗談なんだ、とわたしは心の中でつぶやくと、 ああ、でもチハルってちょっと変だから、それなりに覚悟しといてね?」 と事前にその辺をヒカルさんには忠告しておくことにする。 変?

2017年6月26日 (月)

何があったの

とふたり声をはもらせながら、自分たちの荷物をその床に下ろした。
それと???、トイレはこの部屋の向かいにあるから。
ああ、お風呂は下ね實德
ちょっと今回はシャワーだけで我慢してもらうことになるんだけどね」
は~い。
りょ~かいで~す」
とわたしとヒカルさんは相変わらず小学生のようにちょこちょことチハルの後をついてまわり、素直にご主人様の案内に従う。
まあ、とりあえず部屋でひと休みして、それから宴会の支度と行きますか?」
承知しました~」香港 股價

その後、わたしとヒカルさんはベッドに横になるなり高原の空気の気持ち良さからだろう、あっという間にうとうととふたりほぼ同時に仮眠してしまい、あれっ?と気づけば既に窓の外は薄暗い夕闇に包まれていた。

ヒカルさん?」
んん?」
寝てた?」
うん?
ああ、そうみたい。
なんか気持ち良くって」
わたしも。
やっぱり???、なんか空気がちがうよね?
これってやっぱ、標高が高いせいかな?」
そうですかねえ?」
とヒカルさんは眠そうに右手の甲で目をこすりながらそう言った。
ねえ?
そろそろご飯の支度しないとね」
そうわたしはヒカルさんを促し、ややだるい腰を上げ一緒に下のフロアへと向かうことにした。
でも、別に病院通うとか?そういったレベルのものじゃないから。
あたしにもまあ、なんかいろいろあって???、ちょっと落ち込んでるだけ」
はあ實德???。

で、それで???、つまり何があったのでしょうか?」
ああ、まあ、基本仕事よ。
もう、なんかどれもこれもみんなうまくいってなくてね。
ほら、あたしっていろいろと手出してたじゃない?」
そ、そうなんだ?」
うん。

2017年6月15日 (木)

倒れてい

じゃあ、ちょっとだけここでお待ちください」
とヒカルは言って軽くそっと彼女の右手をホンジョウの左手甲の上に添えると、もう片方の手には携帯を持ったまま奥のベッドルームへと姿を消した水光槍

相変わらずだ。
そんなさりげない彼女の仕草、動作の中にこの自分をその気にさせる、それに十分匹敵する誘惑のバイブレーション?みたいな何かが含まれている。
いやでもそれって彼女にしてみれば全て無意識な行動ってことなんだろう。

そう言うさりげない行為を無意識で出来るオンナの娘って言うのが世の中的にまあ、いわゆるモテるオンナって言うか???、世のオトコの大半がちょっとでも自分に気がある素振りのオンナに一番弱いって言うか、そんなオンナ側からの仕切りがあって初めて自分の感情を奮い立たせられる所詮そんな弱気な存在なわけで。

それからホンジョウはちょっと手持ちぶさたになったからか、キョロキョロとそのヒカルのリビング兼カウンセリングルームのインテリアや小物のチェックをし始める濾水器牌子

何風って言うのだろうか?
白木のフローリングにレンガの感じがちょっと明るい色合いの???、サンタフェ風?
いや、トレンド系のカフェ風って言うのかなあ?
なんて勝手にその定義を決めようとしている広告屋の悪い癖だ。

その後、彼は座っていたソファのすぐ後にある冷蔵庫の上の複数のフォトフレームに自分の視線が止まるのを感じる。
そしてそれらの写真はと言うと???、どこか南国あたりの海、光り輝く太陽、クリスタル、そして、屋久島あたりの苔の森。
まあ、どれもよくあるスピ系の人が好きそうな写真?だな。

と???、ただその中にひとつだけ意図的に伏せられているかのように前向きに倒れているフォトフレームがあることにホンジョウは気づいた。

なんだろう?

と一瞬だけためらったホンジョウだったが、まあ倒れていただけかもしれないし、ちょっとだけ覗くくらいならいいだろうと好奇心が先行し、そのフォトフレームをそっと元の状態へと裏返した收副乳

それは古く色褪せた、産まれたばかりの幼児を抱いた母のポートレートだった。
背景は???、何処かの神社だろうか?

わたしは中で

ところでどうなんだよオマエ、仕事の方は?」
カミカワさん???、誘われてすぐにここに来れるくらいなんだから、わかるでしょ?
わざわざ訊かなくたって」
と言うわたしのリアクションに、
やっぱ大変なのか?業界の方」
まあ、どこもよくないとは思いますけど、とりあえず俺とナカバヤシのところは去年の後半あたりから玉砕続きでしてね。
はっきり言って今年の展望はほぼゼロっすよ。
俺もそろそろ真剣に身の振りを考えないとって???思ってるところです。

ああでも、カミカワさんはさすがですよね。
こんなに立派なペンション建てちゃって。
先見の明があるって言うか」
なんて軽く持ち上げるようにそう言ったわたしに、
オマエなあ???、悪いことは言わない。
水商売だけは止めとけ。
本当にシャレにならねえぞ、今回みたいなことになっちまったら」
と口許を引きつらせ、笑えないと言った表情でカミカワさんは続けた。
会社の金使って飲み歩いてた10年前が嘘みたいだよ。
まあ、時代も変わったってのもあるんだろうけど、今じゃあオマエ、1000円単位の売り上げの上下で大騒ぎだ。
もう、あの頃とは2桁ちがうなあ、感覚として」
とぼやくカミカワさんに、
それはこの俺も一緒ですって。
トウキョウにいたって全然遊びにも行ってないすからね。
地味なもんですよ、もうここんとこずっと???」
なんて言いながらもわたしは、久々に先輩と飲むのに暗い酒もなんだし???、なんか明るい話題でもないものか?などと思考を巡らせていたのだが、満腹感と適度な酔いのせいもあってか全くもって思考回路は機能していなかった。

部屋に戻ると鍵は開けっ放しのままユナはまだ風呂に入っているらく???、ってまあ鍵と言ったところで本日この宿はわたしたちのみの貸し切りなわけで、そもそも鍵自体かける必要もないことにその時わたしは気づいた。
それからわたしもフロント奥の風呂場へと手ぬぐいとバスタオルを持って出かけることにした。

ふたつある風呂は見たところ男湯、女湯の表示はなく、どちらでも勝手に(貸し切りなわけで)どうぞ?なんてことらしい。
まあ、とは言えとりあえず今日のところは遠慮して???、とわたしは中で湯を浴びる音のしない右側の風呂場へと向かった。
と言うのもこのところユナとは彼氏、彼女のようにべったりと夜を共にしておきながら、わたしは未だ彼女の身体に指一本すら触れていない(いや、指数本???と唇は触れたような気もするが)。
3度に渡る茶番のようなフェチプレイで毎回わたしひとりがピエロのごとく一瞬野獣化するものの、その後あっさりと彼女にあしらわれ、そんなおあずけ状態が継続されている。
(それでもまあ、とりあえず初回のみ一度は自爆させていただいたが)

2017年6月 8日 (木)

なもんだから

それがまあ、独立したらなんかいつも基本オマエだけじゃ脫毛 underarmん?会社では。
そんでまあ、新たなコミュニティーってわけだよ、プライベートな環境でのね」
なるほどね。
まあ、外資の中堅企業ってのはある意味ちょうどいいって言やあ、ちょうどいい規模のコミュニティーだったもんなあ」
ああ、あの『赤い砂漠』の常連系ってのもいい感じだよな。
おかげですぐにルームメイトも見つかったし」
ああ、そうね。
でもまあ、これからも楽しくなるんじゃないか?ここでの生活なら」
そうだといいね」
とナカバヤシは、
あれ?」
と言って急に顔色を変えた。

どうした?」

あれ???、あれだよ、聞こえるだろ?」
とナカバヤシが急に小声になる。
えっ?
だから何?」
とホンジョウもつられて小声になる。
週年晚宴>こっちのあたりからだ。
そうか、こっち側って言うことはトオルとミユキちゃんだな」
ああ」
と微妙な上下振動が聞こえることにホンジョウも気づき、
やってるねえ」
とニヤリと微笑む。
あれ?
ちょっと待った。
なんだかあっちの方からも聞こえてこないか?」
とナカバヤシは目を細めながら逆の方の天井に耳を傾けている。
ああ、そんな感じ。
お隣さんまでもかよ」
バイブレーションの伝達かなあ?」
ああ、生命誕生の鼓動ってヤツだね」
とホンジョウは腕を組んで天井面全体を見回している。

しかし、なんだねえ。
わけのわかんない展開になったもんだよな。
オマエを盛り上げようって言うサプライズのはずだったに、予定外のふたりがよりによって前の彼氏、彼女と盛り上がっちゃてさあ」
そう言うなんか???、オマエが一番寂しそうだね」
まあ、俺は近視恢復 管理人みたいなもんだから、ここの」
開き直りか?」
そうだ、マキさあ???、俺ちょっと思ったんだけどさあ」
とナカバヤシ。
何?」
とマキはだるそうに応える。
あのヒカルさん、なんかすごくナチュラル系だよね?
なんかノーメークみたいだったし」

2017年5月15日 (月)

付けになっ

トオル!
久しぶり、この人知り防脫髮合い?」
と言っているミユキの目は座っており、どうやら真っ直ぐに立ててもいないようだ。
ああ、なんか彼女大分酔ってるみたいでねえ。
後は頼むよ?トオルくん」
と言ってホンジョウはミユキの肩を持ち上げ、そのままバトンを渡すかのようにトオルの肩に彼女を抱かせる。
おい?
ミユキ!
大丈夫かよ?」
へ~き、へ~き、たいりょうはかいへ~きってなもんだ」
とわけのわからないことをミユキは口ずさんでいる。
まいったなあ。
泥酔だな、こりゃあ」

トゥース!」
と言ってトオルに肩を抱かれながら、スーツ姿の今風OL美人がリビングに登場する。
トゥース」
とハマグチもそれに応える。
ありゃあ、大分いっちゃってるよ、この娘???、カワイイのに」
とマキも呆れ顔だ。
すいません。
あの、友人のミユキです」
とトオルが顔を引きつらせながらみんなにミユキを紹介する。
トオル?
何謝ってんの?
あたし?あたしがなんか迷惑かけてるのかっつう???、かっつうねえ?」
とミユキはご機嫌な笑顔でその部屋のみんなの顔を見回す。
おお、よろしく~。
俺がここにトオルと住んでるナカバヤシ。
それで、マキとハマグチ」
とナカバヤシがふたりを指差してミユキに紹介する。
ああ、どうもうちのトオルがいつもご迷惑かけておりまする。
ってうちのトオルでもないわなあ、ないわなあ」
とミユキが言う横でトオルが顔をしかめている。
ねえねえ、みゆきちゃんって、トオルくんの元カノなんだって?」
とマキが興味津々の笑顔でミユキに向かって話し掛ける。
元カノって?コイツの元カノってのもねえ???、ど沖繩婚禮うなんでしょうねえ?
微妙ですよね?微妙!」
とミユキの呂律が回っていない。
おい、微妙って言われてるよ、トオルくん」
とハマグチがちゃかす。
この人はもう、存在自体が微妙って言うか?はっきりしないって言うか?ダメ男ですよ。
だ?め?お」
とミユキのトオル批判は手厳しい。
はあ、どの辺がまたダメ男なんでしょう?」
とナカバヤシも調子に乗ってそう突っ込む。
好きか?嫌いか?
ねえ!はっきりしないんだ!コイツはいつも。
なんかカッコ付けて、『別にぼくは、むにゃむにゃむにゃ』とかなんとか言っちゃってさあ」
ちょっと!
オマエ酔ってるよ!」
あら、トオル?
あたしのこと嫌いなの?」
何言ってんだよもう、ほら水!」
と言ってトオルはコップの水をミユキに手渡す。
ああ、ごくろう」
と言ってミユキはその水を一気に飲み干した。
ふざけんなって」
とさすがのトオルもややキレ気味の模様。
ミユキはリビングのソファに腰を掛け、タイトミニのスカートからすらりと伸びたナマ足をだらりと床に伸ばしている。
ハマグチの目がそちらに釘付けになってるのをマキが発見し、ハマグチの脳天を軽く小突く。

なんかぼくがダメみたいに言われてるけど、そもそもこの人がぼくらの先輩と出来ちゃって自分をふったんですよ!
しかもぼくはそのシーンまで目撃したんで曼谷自由行套票 すからねえ。
あのタノクラがブリーフ1枚でベッドから出て来るのを!

2017年5月 5日 (金)

今回の失ての

ご機嫌ですねえ?」
とその理由をいかにも聴きたいと言った表情のトオルに、
そりゃあそうさ。
この1週間ばかり生きた心地もしてなかったんだ。
ヘタすりゃあ今頃、俺は東京湾に浮かんでたところさ」
とのサクヤマのリアクションに、
そ、それはまた、ど、どう言うことで?」
と今度はナカバヤシが絶妙のフォローを入れる。
って、まさにサクヤマ社長オンステージが始まろうとしていた。

オマエら、あの地震直後に起こった少女倶楽部メンバー失踪事件のことは知ってたか?」

えっ?
ああ、あれ。
ネットでけっこう騒がれてた」
とマキ。
ああ、あのメンバーのひとりの娘ってのが、実は今朝発見されてね。
これはまだニュースには上がってないと思うけど???、とにかくそれで俺の首が繋がったってわけなんだよ」
そうサクヤマは言い、1杯目のビールを一気に飲み干す。
と、その空グラスにすかさずトオルがビールを注ぐ。
そう言えばあの失踪の娘、一部ではジャンヌ?ダルクみたいな言われようでしたもんね?」
と言ったトオルに、
ジャンヌ?ダルク?」
とナカバヤシが聞き返す。

ええ。
あの失踪がちょうど震災の直後で、ほとんどの外国人が海外や関西方面に逃げちゃったでしょう?
彼女を被災地で見かけたとか、ボランティアでがれき処理に参加してる?なんて言う噂が立ってたんですよ」
まあ、おそらくそれは単なるデマだったとは思うけど」
とクールなマキ。
あれ?
でもサクヤマさん、その少女倶楽部に何か絡んでたんですか?」
と話をもとに戻すかのように訊き返すトオルに、
絡んでたなんてもんじゃないよ。
今回彼女らの日本デビューの段取りはうちが全部仕切ってたんだ。

オマエら気づいてなかったかもしれないけど、あの失踪してたユナって娘、ここにも俺、2回ほど連れて来たことがあるんだよ」
とサクヤマが豪語する。
ええ?
ま、マジすかあ?」
とやたら残念そうなトオル。
まあ、そう言うこともあってだなあ、今回の失踪で一番疑われてたのは俺だったってわけ。
俺がユナを何処かに隠してるとか?かくまってるとか?
もうとんでもねえ濡れ衣でさあ。

それでまあその重要なポイントってのが、あのユナって娘がそもそも単なるアイドルの卵ってわけじゃなくてだなあ???。
って、ああ、ちなみにオマエら知ってるか?
あの辺一連のK-POP系を最近やたら威勢よく売り出してたJNエンタテインメントって韓国系のプロダクション?」

2017年4月26日 (水)

開いてグラスに注

あれって実際はワンダーガールズや東方神Neo skin lab 代理人起以降で、もう単にひとりふたりのアーティスト人気ってレベルのものじゃないらしく。
それでまあ、そこにJNエンタテインメントがいきなり参入したってわけなんだけど。

ってまあ、それはそれで置いといてだなあ???、そもそもそのジンナイってオトコがそんなエンタテインメント事業なんてのに急に手を出し始めたきっかけってのがなんと、そのひとり娘であるあのユナをK-POPスターとしてデビューさせる為だったってんだから、わかるだろ?
そのユナって娘の存在の意味ってものが。

あのユナって娘は確か高校の1年までは日本の聖心女学院に通ってたなんて言う純粋なお嬢様育ちで、何を血迷ったか急にアイドルになりたい?しかも自分の親父の国の韓国で、なんて言い出したらしくて。
それから3年間、ソウルにある養成所においてみっちり歌と踊りを仕込まれてのデビューだったらしい。

そんでもってまあ、その後の過酷なオーディションの末、残りの少女倶楽部メンバーも無事に揃い、そのまま一気に韓国でブレイクって具合に上手くいったわけなtr90 香港んだけど???、その過程ではやっぱりいろいろとあったらしくてね。

ほら、つまりあのユナだけがとにかく会長の娘ってことで、暗黙の了解の中特別扱いだったわけだよ、わかるだろ?
彼女だってやっぱり他のメンバーとは自然と距離も出来てしまう。
それにあの娘だけが日本人とのハーフで韓国語も片言でネイティブじゃないときてる。
そりゃあやっぱ、いろいろと内部で問題も起こっただろうし、彼女だってその間ひとり孤独になったりもしたわけで。
まあ今回の日本デビューに向け、こっちにもたまに来てたわけなんだけど???、その度にまあ、俺がその相談役みたいなのになってたって言うか。
まあ、そんなこともあってこの俺へのジンナイさんの信頼もあったわけなのに、ここにきていきなりの失踪だろ。
正直俺はもう、今回マジで首を吊るくらいの覚悟だったんだよ。
冗談抜きで」
とサクヤマは一気にそう語ると、
ようし!
もう今夜はいいや、ドンペリ持ってこ~い!」
といきなりご機嫌も最高潮に達した模様。

かしこまりました~!」
とすばやくキッチンに駆け込み、ドンペリと4人分のグラスを用意するナカバヤシ。

いやあ、それでは今後のサクヤマ社長の増々收細毛孔の発展を祝して。
かんぱ~い」
とナカバヤシの音頭でスポーンと開いてグラスに注がれたドンペリをその場の4人は一気に飲み干す。
ウマ!
ドンペリなんて何年ぶり?」
とマキのテンションも上々。

2017年4月21日 (金)

変な意味じゃなく

いやでも???、こ、これは、どう見ても、げ、現you beauty 陷阱実だ」
そう言うわたしに、
でも夢の世界にいる時って、大抵はそれが現実だと確信しているケースが大半なはずよね?」
と、そのヒカルの姿をしたユナは言った。

俺たちは、温泉の湯船で???」
セックスした」

そ、それでこの世界に?」
どうやらそうみたいね」
で、でもアメジストは?
あ、あのクリスタルは部屋に置いたままだったのに、な、なんでまた?」

あたしにもわからない。
どうしてこんなことになってしまったのか」
そう言ってヒカルは目を伏せた。

ま、まてよ。
それより今はいったい???」
と言ってわたしは、いつもと同じように右のズボンのポケットに入っていた携帯を右掌で探り当てそれをyou beauty 美容中心取り出すと、画面の日付をチェックしてみた。

3月21日、月曜日?」

それって」
ああ。
これは少しだけ未来の???それももうひとつのパラレルワールドみたいな世界に俺たちは今???、いるってことらしい」
それからわたしが食事中に残ってしまったグラスのビールをちびちびと飲んでいると、
よお、よかったら一杯つき合えよ。
俺のおごりだ」
と言いながらカミカワさんがロックグラスの焼酎ふたつを両手に持って現れた。
ああ、どうも。
ごちそうになります」
と遠慮なくわたしもそう言ってそのひとつを右掌で受け取る。
口に合ったかな?うちの料理」
ええ?
いやいや、最高でしたよ。
あれって奥さんの手料理っすか?」
ああ。
まあアイツ???料理の腕だけはね」
そう言ってカミカワさんは照れたように目を伏せつつ、すぐに、
オマエ???、あの娘、姪ってのは嘘だろ?」
と言って意地悪そうな目付きでこのわたしを見た。

ええ?」
とわかりやすい反応のわたしに、彼もその関係についてそれ以上突っ込んでくるつもりもなかったようで、
でもさあ、俺あの娘、どっかで見たことあるような気がしてな?
雑誌のモデルかなんかか?」
とわたしに訊いてくる。
えっ?
い、いや、普通の娘ですよ」
普通って、オマエ、どう見たって素人じゃないだyou beauty 黑店 ろ?
い、いや、それは変な意味じゃなくてな。
つまりキレイだって言う???」
ええ、わかってますよ。
すいません、嘘言ったりして」
何言ってんだよ。
単純に羨ましいだけだよ」
そうカミカワさんは言いながら嫌みのない笑顔でわたしを見た。

«な表情でこのわた

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